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血統傾向（GⅠ）

【オークス】ブエナビスタ特集

今年のオークスはブエナビスタがクラシック2冠馬となるのかに
注目が集まりますね。
今までのパフォーマンスを見る限りオークスでもあっさりと
勝ってしまう可能性が高そうですが、
改めてブエナビスタの戦歴を振り返りたいと思います。

トラコミュ
2009年優駿牝馬（オークス）

まずは戦歴。＜↓クリックすると大きく見れます＞

5戦4勝で唯一負けたのがデビュー戦。
負けた相手は後の皐月賞馬アンライバルドとその皐月賞で2番人気に
支持されたリーチザクラウンの牡馬2頭。
牝馬にはまだ負けていません。

ブエナビスタの強さは上がりの早さ。
今までの5戦すべてのレースでメンバー中最速の上がりタイムを
マークしています。
レースラップを見れば分かるように決して上がりの掛かるレース
という訳ではなく上がりの早いレースで更に早い脚を使って
勝っているんですよね。
全く恐ろしい馬です。
前走の桜花賞では4コーナー出口付近で不利があり
常識では届かないであろう位置から驚くような末脚で
勝ってしまいましたからね。まさに怪物です。

こういう怪物を過去データから分析するのは如何なものかと思いますが
一応、データ分析してみます。
過去10年のオークスで桜花賞馬が出走したのは7回あります。
その成績は(1-1-3-2)。＜↓クリックすると大きく見れます＞

安定した成績を残しているものの人気より着順を落とすケースが多く、
1勝しか挙げていないのは物足りない成績です。
唯一勝った馬は牝馬クラシック3冠馬となったスティルインラブです。
スティルインラブはオークスまでの戦歴は4戦3勝2着1回で
重賞勝ちは桜花賞の1勝だけでした。
ブエナビスタの戦歴のほうが明らかに上。2冠達成はすでに見えた？

また、桜花賞で上がり最速だった馬のオークスの成績は(2-0-1-6)。
＜↓クリックすると大きく見れます＞

これもあまり良い成績ではないのですが、ブエナビスタが叩き出した
上がり3Fタイムは33秒台です。
桜花賞で上がり最速タイムでしかも33秒台の末脚を使った馬は
ローブデコルテだけ。
そのローブデコルテはオークスを制しましたから、
この条件なら100％の勝率。

そして、過去10年でブエナビスタと同様に阪神JF・桜花賞を制した馬は
テイエムオーシャンだけ。
テイエムオーシャンはオークスでは3着と負けてしまいましたよね。
この年勝ったのはレディパステルで桜花賞とは別路線のフローラSから
挑んだ馬でした。
ブエナビスタが負けるとすれば別路線組からのステップ馬でしょうか。

何かブエナビスタの不安な材料を探ろうとしたのですが、
むしろ強さを再確認させられてしまいました。