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血統傾向（GⅠ）

【天皇賞（春）】過去10年のデータ分析

天皇賞（春）の過去10年の成績を分析していきたいと思います。

①枠番別成績
流石に3000ｍを越す長丁場なので内外の有利不利はない感じです。
ただ勝率で10％を上回っている枠は3枠・4枠・5枠と真ん中の枠番。
単勝回収値で100を超えているのも3枠と5枠。
3枠から5枠までがやや優勢か。

②人気別成績
過去10年で3番人気までの馬が7勝を挙げています。
1番人気馬・2番人気馬の複勝率は70％ですから
人気上位馬が安定して成績を残しているということでしょう。
特に2番人気馬の複勝回収値が100を超えているのは目に付きます。
馬券的に狙うのであれば2番人気馬には注意が必要ですね。

③年齢別成績
過去10年で7勝が4歳馬、3勝が5歳馬となっています。
つまり4歳馬と5歳馬以外は勝っていないということ。
この2世代だけで馬券検討するのも有効な手段だと思います。
特に4歳馬の勝率・連対率は優秀。

トラコミュ第139回天皇賞（春）（GI）

④前走着順別成績
人気馬が活躍する傾向があるので、前走着順別の成績をみても
前走1着から3着までの成績が優秀です。
勝率では前走1着馬の成績が13.5％と圧倒的に高い数値となっています。
一方、回収値の方をみると前走2着・3着馬の数値が100を超えていますね。
馬券的には前走2着・3着から狙うのが面白そうです。

⑤前走レース別成績
天皇賞（春）へのステップレースである阪神大賞典・産経大阪杯・日経賞
の3つのレースからの成績を比較すると
勝利数では阪神大賞典組、
勝率では産経大阪杯組、
複勝回収値では日経賞組
という特長になっています。
軸は産経大阪杯組がやや優勢で、穴を狙うのなら別路線組と
いったところでしょうか。

⑥種牡馬別成績
過去10年間で3着以内に入った種牡馬成績をみると
サンデーサイレンス産駒が4勝と1番の勝利数を誇っていますが、
ダンスインザダーク産駒とマーベラスサンデー産駒がともに
3着1回づつとサンデー系の成績はあまり良くありませんね。
一方、オペラハウス産駒やホワイトマズル産駒など
スタミナタイプのノーザン系種牡馬が活躍しています。
サンデー系種牡馬よりもノーザン系種牡馬を優先した方が良さそうです。

主だった傾向をまとめると
人気上位馬が活躍するレースで前走成績も上位の馬。
4歳馬が中心でスタミナタイプのノーザン系種牡馬が狙い。